庭じまいの手帖
撤去後の庭

台風の前の庭の対策|植木鉢・物置・カーポート・庭木の確かめ方

台風の前に庭で確かめることを、時期の前・接近前・風が強まってからに分けて整理しました。植木鉢や物干しの片づけ、物置のアンカーと施錠、カーポートの補助柱、庭木の枯れ枝、側溝と雨どい、行けない空き家の庭まで、気象庁やメーカーの資料で確かめています。

公開
内容を確認した日
読了目安
約9分
低木に囲まれた庭の通路

台風の前に庭で確かめることは、大きく5つです。

  1. 飛ばされそうな物(植木鉢・プランター・物干し・庭の小物)をしまうか固定する
  2. 物置・カーポート・門扉の固定と施錠を確かめる
  3. 庭木の枯れ枝や傾きを、台風の時期の前に見ておく
  4. 側溝・排水口・雨水ますのごみを取り、水はけをよくしておく
  5. 雨どいの詰まりを、地上から目で見て確かめる(上らない)

そして大事なのは、やることを時期で分けることです。物置のアンカーや庭木の手入れは、台風が近づいてからでは間に合いません。逆に、風が強まってからの庭の見回りや高い所の作業は、けがのもとになります。この記事では、気象庁・東京消防庁と、物置・カーポート・雨どいのメーカーの公表資料から、何をいつするかを整理します。

このページで書いていないこと

庭木が倒れて隣家や通行人に被害が出たときの責任は庭木の倒木は誰の責任か、沖縄の台風接近数と伐採の段取りは沖縄で草刈り・伐採の業者に頼む前に、古い物置やカーポートを撤去する費用は物置の解体・撤去費用とカーポート・サイクルポートの撤去費用にまとめています。ここに書いた内容は、2026-10-27 に各資料で確認したものです。

何を、いつするか

台風に向けた庭の対策を、時期で分ける気象庁・東京消防庁・メーカー(イナバ物置・LIXIL・パナソニック)の公表資料をもとに、当サイトが時期別に並べたもの。時期すること台風の多い時期の前物置のアンカーの確認、カーポートの補強の相談、庭木の枯れ枝・傾きの手入れ、雨どいの点検の依頼工事や業者の手配が要るもの台風が近づく前(風が強まる前)飛びそうな物をしまう・固定する、物置と門扉の施錠、伸縮門扉をたたんで縛る、側溝・排水口の掃除自分でできる片づけ風が強まってから・通過中庭に出ない。高い所に上らない。眼に入って風が弱まっても、吹き返しに備えて外に出ない見回りは通過後に通過したあと壊れたカーポートやテラスに近づかない。自分で直さず、買った店に頼む被害の様子を写真に残しておくと、後の相談に使える
図:気象庁・東京消防庁・メーカー(イナバ物置・LIXIL・パナソニック)の公表資料をもとに、当サイトが時期別に並べたもの。

以下、この順に根拠を見ていきます。

台風が近づく時期

気象庁は、台風の中心が北海道・本州・四国・九州のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を「本土に接近した台風」として数えています。2021年から2025年の接近数は次のとおりです(出典:気象庁「気象庁「本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数」」/確認日 2026-10-27)。

年7月8月9月10月年間
2021年13116
2022年223—7
2023年—31—4
2024年—3—14
2025年13127

この5年は、本土への接近が7月から10月に集まり、毎年8月に2〜3個ありました。2026年は速報値(10月16日現在)で6月に3個が接近しています(出典:気象庁「気象庁「本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数」」/確認日 2026-10-27)。接近の数であって、上陸や暴風の数ではありません。

早い年は6月から接近があります。工事や業者の手配が要る対策は、春のうちから段取りしておくと、接近の多い8月より前に間に合わせやすくなります。沖縄地方の接近数は沖縄の記事に載せています。

風が強いと、庭まわりで何が起きるか

気象庁の「風の強さと吹き方」は、平均風速ごとに起きやすいことをまとめています。庭に関係する部分を抜き出します(出典:気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」/確認日 2026-10-27)。

予報用語(平均風速)庭まわり・人への影響(原文から抜粋)
やや強い風(10以上15未満m/s)「樹木全体が揺れ始める。」「樋(とい)が揺れ始める。」
強い風(15以上20未満m/s)「高所での作業はきわめて危険。」「看板やトタン板が外れ始める。」
非常に強い風(20以上30未満m/s)のうち、20以上25未満の行「飛来物によって負傷するおそれがある。」「細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める。」「固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒する。」
猛烈な風(30m/s以上)「多くの樹木が倒れる。」「ブロック壁で倒壊するものがある。」

同じ表の注は、平均風速は10分間の平均で、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、大気の状態が不安定な場合などは3倍以上になることがあるとしています。また、風速は地形や周りの建物に影響され、同じ風速でも被害の出方は違うとしています(出典:気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」/確認日 2026-10-27)。

台風情報で「非常に強い風」と聞いたら、固定していない物は飛び、細い木は折れうる、という目安です。

飛ばされそうな物をしまう・固定する

東京消防庁は、台風・大雨への事前の備えとして「風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。」を挙げています(出典:東京消防庁「東京消防庁「台風・大雨に備えよう」」/確認日 2026-10-27)。

庭なら、たとえば次のような物が当たります。

  • 植木鉢・プランター(とくに台や棚の上に置いたもの)
  • 物干し竿、物干し台
  • じょうろ・バケツ・ホースリール・園芸用品
  • ガーデンチェア・テーブル・パラソル
  • 立てかけてある板・すだれ・よしず・ネット

しまう場所がない物は、台風の時期の前に減らしておくのが確実です。使っていない植木鉢やプランターの処分のしかたは大量の植木鉢・プランターの土・枕木の処分にまとめています。

物置:アンカーと施錠

イナバ物置のよくある質問は、転倒の注意として「強風など様々な要因で転倒する恐れがありますので、必ずアンカー工事をするようにしてください。」と答えています。台風や強風のときについては「扉(ドア)などの飛散により、ケガや収納部の破損などの事故につながるため、必ず施錠してください。」としています(出典:株式会社稲葉製作所「イナバ物置「よくあるご質問」」/確認日 2026-10-27)。

物置で確かめること

  • アンカー(地面への固定)が施工されているか。分からなければ、設置した販売店か取扱説明書で確かめる
  • 扉が最後まで閉まり、施錠できるか
  • 中に入れた物が扉に当たって、閉まりきらない状態になっていないか
  • 本体が傾いていないか。傾いていると鍵がかからないことがある
(出典:株式会社稲葉製作所「イナバ物置「よくあるご質問」」/確認日 2026-10-27) (出典:株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ)「ヨドコウ「ヨド物置 よくある質問」」/確認日 2026-10-27)

アンカーが付いていなかった場合、後から付けられるかは製品と設置状況によります。台風が近づいてから自分で掘って固定する作業ではないので、時期の前に販売店に相談してください。気象庁の表で「固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒する」とされるのは、非常に強い風(20以上30未満m/s)のうち20以上25未満の行です(出典:気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」/確認日 2026-10-27)。古くなった物置を、この機会に撤去する場合は物置の解体・撤去費用を参照してください。

カーポート・門扉

カーポート:補助柱と、耐風圧の表示

LIXILは、片流れタイプのカーポートは補助柱(サポート柱)を付けることで耐雪・耐風強度を上げられるとしています。補助柱はオプション品で、後から付ける場合は取扱店に相談します(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアの台風への備えと対応」(Q&A)」/確認日 2026-10-27)。同社は、サポート柱・母屋補強材・屋根材ホルダーを組み合わせた「耐風圧・耐積雪パッケージ」を用意しており、後付けもできますが、商品と時期によって取り付けられないものがあるとしています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「台風や大雪に備えてカーポートを補強する方法」(Q&A)」/確認日 2026-10-27)。

自宅のカーポートがどの程度の風に耐える設計かは、製品の耐風圧の表示で確かめます。LIXILは2024年から耐風圧強度の表記を「基準風速V0」に変えており、「V0=34m/s 対応商品とは、基準風速V0=34m/s以下の地域に設置できる強度を有した商品となります。」と説明しています。基準風速は地域ごとに30m/s〜46m/sの範囲で国土交通大臣が定める風速です。周囲に家がない、道路に面している、家の壁面に近づけすぎているといった環境では、気象庁の発表より強い風が吹く場合があるとし、数値は目安で、製品の保証値ではないとも書いています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアのカーポートの耐積雪や耐風圧強度(基準風速V0)を確認する方法」(Q&A)」/確認日 2026-10-27)。

他社のカーポートや古い製品は、表示のしかたが違うことがあります。製品名が分かれば、メーカーの相談窓口で確かめられます。

門扉は施錠し、伸縮門扉はたたんで縛る

LIXILは、門扉は強風時に「必ず施錠し落し棒をおろしてください」、伸縮門扉は暴風時に「門扉をたたみ、柱と門扉をロープなどで縛ってください」、跳ね上げ門扉は強風時などに上げたまま放置せず、下ろしてロックを掛けるよう案内しています。門扉と伸縮門扉については、強風で扉が開いて人などに当たるおそれがあるためとしています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアの台風への備えと対応」(Q&A)」/確認日 2026-10-27)。

通過後、壊れたカーポートには近づかない

LIXILは、カーポート・テラスの屋根が外れて破損している場合は「危険ですので近づかないでください」とし、強風で大破・中破したカーポートやテラスは崩れる危険があるので、自分で修理せず、買った店に修理を頼むよう書いています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアの台風への備えと対応」(Q&A)」/確認日 2026-10-27) (出典:株式会社LIXIL「LIXIL「災害対策ガイド:台風の備えや対応」」/確認日 2026-10-27)。撤去を考える場合はカーポート・サイクルポートの撤去費用を参照してください。

庭木:枯れ枝と傾きは、時期の前に

気象庁の表では、非常に強い風(20以上30未満m/s)のうち20以上25未満の行で「細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める」とされています(出典:気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」/確認日 2026-10-27)。台風の前に見ておきたいのは次の点です。

  • 枯れた枝、折れかけた枝が残っていないか
  • 幹が傾いていないか。根元の土が浮いていないか
  • 倒れたり枝が飛んだりしたとき、届く範囲に家・隣家・道路・電線がないか

接近してから、脚立に上って切らない

気象庁の表は、強い風(15以上20未満m/s)で「高所での作業はきわめて危険。」としています(出典:気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」/確認日 2026-10-27)。風が弱いうちでも、脚立の作業そのものに危険があります。消費者庁の資料は、脚立・はしごからの転落事故の発生時の状況で「庭木の剪定」が最も多く、年齢が分かるもののうち50歳以上が7割強を占めるとしています(平成26年の公表資料)(出典:消費者庁「脚立・はしごからの転落に注意! ~庭木の剪定、屋根修理で、死亡事故の危険も~(News Release)」/確認日 2026-10-07)。高い枝の手入れは、台風の時期の前に、必要なら人に頼んで済ませておくのが安全です。

倒木や枝の飛散で隣家や通行人に被害が出たときの責任の考え方は、庭木の倒木は誰の責任かにまとめています。道路にはみ出した枝は庭木・生垣の道路へのはみ出しで扱っています。

側溝・排水口・雨水ます

東京消防庁は、事前の備えに「側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。」を挙げ、側溝や排水溝にごみがたまっていると水が流れなくなり増水する危険が増すとしています(出典:東京消防庁「東京消防庁「台風・大雨に備えよう」」/確認日 2026-10-27)。LIXILも、雨水ますや側溝の周辺にごみがたまると雨水が流れず浸水の危険が高くなるとして、定期的な点検・掃除を勧めています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「災害対策ガイド:台風の備えや対応」」/確認日 2026-10-27)。

庭では、落ち葉や刈った草、砂利、土が排水口や雨水ますのふたの上にたまりがちです。雨が降り出す前に、ふたの上と中のごみを取っておきます。

雨どい:地上から見て、上らない

雨どいのメーカーであるパナソニックは、日常の点検を「建物の外部から目視にて確認できる範囲」で1年に1回程度とし、「特に、梅雨・台風前後や雪どけ後には目視点検をおすすめします。」と書いています。点検項目には、軒といにごみ・土砂・落ち葉等が詰まっていないか、継ぎ目や金具が外れていないかを挙げています。そのうえで「お施主様ご自身で高所作業を伴う点検やお手入れは絶対に行わないでください。」とし、清掃など高所作業を伴うものは住宅会社・工務店・専門工事業者に頼むよう求めています(出典:パナソニック(住まいの設備と建材)「パナソニック「維持管理(点検&メンテナンス)について」(雨とい)」/確認日 2026-10-27)。

地上から見て、外れや詰まりがありそうなら、台風の時期の前に頼む。当日にはしごを掛けて直す作業はしないでください。

風が強まってからは、庭に出ない

台風が近づいて風が強まったら、庭の様子を見に出ないことです。気象庁は、台風の眼に入ると風は急に弱くなるが、眼が通過した後は風向きが反対の強い風が吹き返すとし、眼に入った平穏は「つかの間の平穏」で、台風が去ったわけではないと書いています(出典:気象庁「気象庁「台風に伴う風の特性」」/確認日 2026-10-27)。

飛びそうな物を片づけ忘れたと気づいても、風が強まってから取りに出るのはやめてください。見回りは、通過して風が収まってからにします。

空き家・実家の庭:台風の前に行けないとき

離れて暮らしていて、台風の前に庭へ行けない場合は、台風の時期の前にできることを済ませておくのが中心になります。

行けない庭のための段取り台風の時期の前の帰省や管理の依頼で済ませておくことと、通過後の確認。1時期の前の帰省で、飛ぶ物を片づける植木鉢・物干し・小物を物置や家の中へ。使わない物は処分する2物置のアンカーと施錠、門扉の施錠を確かめる鍵を掛けたまま帰る。伸縮門扉はたたんでおく3枯れ枝・傾いた木の手入れを頼む高い所の作業は人に頼む。見積もりは時期に余裕をもって4側溝・排水口のごみを取る落ち葉の多い庭は、管理の依頼に掃除を入れる5台風の前後の見回りを、誰に頼むか決めておく管理を頼んでいる業者や近所の人に、何を見てもらうかを先に決める
図:台風の時期の前の帰省や管理の依頼で済ませておくことと、通過後の確認。

台風が通過したあとの見回りを人に頼むなら、何を見てもらい、何をしないでもらうかを先に決めておきます。たとえば「庭木の倒れ・物置の扉・カーポートの屋根を外から見て、写真を送ってもらう。壊れた物には近づかない」といった範囲です。壊れたカーポートやテラスには近づかないことは、メーカー自身が書いています(出典:株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアの台風への備えと対応」(Q&A)」/確認日 2026-10-27)。遠方から管理を頼むときの取り決めは空き家の草刈りを遠方から頼むにまとめています。

行けない期間が長い敷地では、台風のほかにも気をつけることがあります。空き地の雑草は条例で市が所有者に管理を求める市区町があり(空き地の雑草条例を5つの市区町で比べる)、人目に付きにくく柵のない土地はごみを捨てられやすいと書く市もあります(私有地に不法投棄されたごみは誰が処分するか)。

火災保険などで台風の被害が補償されるかどうかは、契約の内容で決まります。保険証券と約款、または保険会社・代理店で確かめてください。

台風の前に確かめるリスト

台風の時期の前に

  • 物置にアンカーが施工されているか(分からなければ販売店・取扱説明書で確認)
  • カーポートの耐風圧の表示と、補助柱が付けられるか
  • 枯れ枝・折れかけた枝・傾いた木がないか。高い所の手入れを誰に頼むか
  • 雨どいの外れ・詰まりを地上から見る。気になれば業者に点検を頼む
  • 使っていない植木鉢・園芸用品を減らす
  • (空き家なら)台風の前後の見回りを誰に頼むか

台風が近づく前に(風が強まる前に)

  • 植木鉢・物干し・庭の小物を、家や物置にしまうか固定する
  • 物置の扉と門扉を施錠する。伸縮門扉はたたんで縛る
  • 側溝・排水口・雨水ますのごみを取る
  • 台風が通過するまで、庭に出ない段取りにする

確認できていないこと

  • 植木鉢やプランターの具体的な固定方法を示した公的な資料(東京消防庁の案内は「固定したり、家の中へ格納する」までです)
  • イナバ物置・LIXIL以外のメーカーの物置・カーポートの、台風への注意とアンカー・補強の方法
  • 火災保険など、保険による台風被害の補償の範囲(契約ごとに違うため、この記事では扱っていません)
  • 2026年の台風接近数は速報値で、後日変わる場合があります

このあと、どこから読むか

倒木の責任は庭木の倒木は誰の責任か|手入れをやめた木が倒れたとき、離れた家の庭の管理は空き家の草刈りを遠方から頼むへ。古い物置やカーポートを残すか撤去するかで迷ったら、物置の解体・撤去費用とカーポート・サイクルポートの撤去費用を読んでください。

よくある質問

台風が来る直前に、庭木の枝を切っておくべきですか
高い枝を、接近してから脚立に上って切るのは避けてください。気象庁の「風の強さと吹き方」は、平均風速15m/s以上の「強い風」で「高所での作業はきわめて危険」としています。消費者庁の資料では、脚立・はしごからの転落事故の発生時の状況で「庭木の剪定」が最も多いとされています。枯れ枝や傾いた木の手入れは、台風が多い時期の前に、必要なら人に頼んで済ませておくのが安全です。
物置が台風で倒れないようにするには、何をすればよいですか
イナバ物置のよくある質問は、強風などで転倒するおそれがあるので「必ずアンカー工事をするようにしてください」と答えています。台風や強風のときは、扉の飛散によるけがや破損を防ぐため「必ず施錠してください」ともしています。アンカーが付いているかは設置した販売店や取扱説明書で確かめ、付いていなければ台風の時期の前に相談してください。他社の物置は、その会社の説明書で確かめてください。

確認した情報源(12件)

制度や料金は地域と時期で変わります。掲載しているのは確認日時点の内容です。実際の手続きは、 該当する自治体・事業者の最新の案内で確認してください。

  1. 気象庁「気象庁「本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数」」

    台風の中心が北海道、本州、四国、九州のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を「本土に接近した台風」とする。年別・月別の接近数は、2021年が7月1・8月3・9月1・10月1で年間6、2022年が7月2・8月2・9月3で年間7、2023年が8月3・9月1で年間4、2024年が8月3・10月1で年間4、2025年が7月1・8月3・9月1・10月2で年間7。2026年は速報値(2026年10月16日現在)で6月3・8月1・9月3・10月1、年間7。

    適用範囲:本土(北海道、本州、四国、九州)。2025年までは確定値、2026年は速報値。2026-10-27 に取得して表を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:「接近」は300km以内に入った数で、上陸や暴風の数ではない。接近は2か月にまたがる場合があり、各月の合計と年間の数は一致しないことがあるとページに注記がある。2026年の値は速報値で、後日変わる場合がある。

  2. 気象庁「気象庁「風の強さと吹き方」(PDF)」

    予報用語ごとに平均風速と、人・屋外・樹木・建造物への影響をまとめた表。「やや強い風」(10以上15未満m/s)は「樹木全体が揺れ始める。」「樋(とい)が揺れ始める。」。「強い風」(15以上20未満)は「風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。」「高所での作業はきわめて危険。」「看板やトタン板が外れ始める。」「屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある。」。「非常に強い風」(20以上30未満。表では20以上25未満と25以上30未満の2行に分かれている)のうち20以上25未満の行は「何かにつかまっていないと立っていられない。」「飛来物によって負傷するおそれがある。」「細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れ始める。」「看板が落下・飛散する。」「固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒する。」。「猛烈な風」(30以上)の欄に「多くの樹木が倒れる。」「ブロック壁で倒壊するものがある。」。注2は「平均風速は10分間の平均、瞬間風速は3秒間の平均です。」「瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多いですが、大気の状態が不安定な場合等は3倍以上になることがあります。」。注3は、風速は地形や周りの建物に影響され、同じ風速でも対象の状態や風の吹き方で被害が異なる場合があるとする。

    適用範囲:全国。平成12年8月作成、平成29年9月一部改正の表。2026-10-27 に PDF を取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:「ある風速が観測された際に、通常発生する現象や被害」の目安で、これより大きな被害も小さな被害もありうると表自身が注記している。PDFの表組みでは「多くの樹木が倒れる」が30以上35未満か35以上40未満のどちらの行かが文字だけでは読み分けられないため、「猛烈な風(30m/s以上)」の欄として書く。

  3. 気象庁「気象庁「台風に伴う風の特性」」

    進行方向に向かって右の半円では風が強くなるとする。ある地点の真上を台風の中心が通過する場合、台風の眼に入ると風は急に弱くなるが「眼が通過した後は風向きが反対の強い風が吹き返します。台風の眼に入った場合の平穏は「つかの間の平穏」であって、決して台風が去ったわけではありません。」。台風の風は地形の影響を大きく受け、入り江や海峡、岬、谷筋、山の尾根などで強く吹き、建物があるとビル風と呼ばれる強風や乱流が発生するとする。

    適用範囲:全国(台風の一般的な性質の解説)。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:台風一般の性質の解説で、個々の台風の進路や風の強さを示すものではない。

  4. 東京消防庁「東京消防庁「台風・大雨に備えよう」」

    事前の備えとして「窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。」「側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。」「風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。」「非常用品を確認しておく。」「飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼ったり、万一の飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく」「避難場所を確認しておく。」を挙げる。短時間豪雨の危険性として「側溝や排水溝にゴミがたまっていると、水が流れなくなり増水する危険性が増加します。普段の清掃について配意が必要です。」とする。令和8年5月29日から、気象庁が発表する警報・注意報の名称に警報レベルに対応した数字が付けられるようになったと書く。

    適用範囲:東京都(東京消防庁の管轄)向けの案内だが、事前の備えの項目は地域を限らない一般的な内容。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:庭の品目ごとの固定方法(何で、どこに固定するか)までは書かれていない。

  5. 株式会社稲葉製作所「イナバ物置「よくあるご質問」」

    「転倒に対しての注意事項はありますか?」に「強風など様々な要因で転倒する恐れがありますので、必ずアンカー工事をするようにしてください。」「なお、ご自分で組み立てる場合はセメント、砂、スコップなどが必要となります。」と答える。「台風や強風時に注意することはありますか?」に「台風や強風時は、扉(ドア)などの飛散により、ケガや収納部の破損などの事故につながるため、必ず施錠してください。」と答える。古い物置の処分は「自治体の廃棄ルールに従って処分してください。当社では廃棄等は行っておりません。」とする。

    適用範囲:イナバ物置(稲葉製作所)の製品向けのよくある質問。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:1メーカーの自社製品向けの回答。アンカー工事の具体的な方法や、後からアンカーを付けられるかはこの回答には書かれていない(取扱説明書・販売店で確かめる)。

  6. 株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ)「ヨドコウ「ヨド物置 よくある質問」」

    「鍵がかからない。」に「本体や扉の傾きにより、鍵がかからない場合がございます。」と答え、扉が最後まで閉まっているかを確かめ、本体が傾いている場合は水準器で水平に調整するとする。「扉がスムーズに開閉しない。」に、扉のレール溝のごみ、「収納物が扉に当たっていませんか? → 中の収納物を取り除いてください。」、物置や扉の傾きを確かめるよう挙げる。組立・解体は「不慣れな方の組立や解体は、おやめください。」とし、施工(組立)・工事・移設は購入した販売店かヨド物置取扱店に相談するとする。

    適用範囲:ヨド物置(ヨドコウ)の製品向けのよくある質問。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:台風や強風そのものについての回答ではなく、扉と鍵の不具合の点検の回答。アンカー工事についての記載はこのページには無い。

  7. 株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアの台風への備えと対応」(Q&A)」

    自社のエクステリア製品の台風・強風への備えとして、跳ね上げ門扉は「強風時などは上げたまま放置せず、必ず扉を下におろしてください。また、扉のロックを必ず掛けておいてください。」、カーポートは「片流れタイプの場合は、補助柱(サポート柱)をつけることで、耐雪・耐風強度を向上させることができます。」(補助柱はオプション品で、後付けは取扱店に相談)、カーポート・テラスの屋根が外れた場合は「破損している場合には危険ですので近づかないでください。」、門扉は「強風時には必ず施錠し落し棒をおろしてください。強風で扉が開き、人に当たるおそれがあります。」、伸縮門扉は「台風などの暴風時には門扉をたたみ、柱と門扉をロープなどで縛ってください。」とする。

    適用範囲:LIXIL製のエクステリア製品向けの案内。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:1メーカーの自社製品向けの案内。他社製品の扱いは各社の取扱説明書で確かめる。

  8. 株式会社LIXIL「LIXIL「災害対策ガイド:台風の備えや対応」」

    排水設備の点検・清掃として「雨水ますや側溝の周辺にゴミがたまることで、雨水が流れず、浸水の危険性が高くなります。」とし、定期的な点検・掃除を勧める。復旧時の注意として「強風によって大破・中破したカーポートやテラスは、崩れる危険があります。自分で修理せず、お買い求めになられたお店に修理を依頼してください。」とする。窓はクレセントをかけ、雨戸・シャッターはロックを掛けるとする。

    適用範囲:LIXILの災害対策ガイド(台風)。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:メーカーの一般的な案内で、個別の製品の強度や保証を示すものではない。

  9. 株式会社LIXIL「LIXIL「エクステリアのカーポートの耐積雪や耐風圧強度(基準風速V0)を確認する方法」(Q&A)」

    「カーポートの耐風圧強度とは製品が耐えうる風圧力を風速に換算した値です。2024年より耐風圧強度の表記を基準風速V0(ブイゼロ)に変更しています。」。基準風速は、地域の過去の台風の記録に基づく風害の程度などに応じて30m/s〜46m/sの範囲で国土交通大臣が定める風速で、「V0=34m/s 対応商品とは、基準風速V0=34m/s以下の地域に設置できる強度を有した商品となります。」。周囲に家がない、道路に面している、家の壁面に近づけすぎるといった環境では気象庁の発表より強い風が吹く場合があるとする。「耐風圧強度(基準風速V0)の数値は目安であり、製品の保証値ではありません。」。耐風圧・耐積雪パッケージ(サポート柱・母屋補強材・屋根材ホルダーの組み合わせ)を付けた場合の数値もカタログに載っているとする。

    適用範囲:LIXIL製のカーポートの耐風圧表示の説明。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:V0の表記はLIXILが2024年から使っているもので、他社や古い製品の表示(風速○m/s相当など)と同じ物差しとは限らない。数値は目安で保証値ではないとメーカー自身が書いている。

  10. 株式会社LIXIL「LIXIL「台風や大雪に備えてカーポートを補強する方法」(Q&A)」

    カーポートのオプション品として「耐風圧・耐積雪パッケージ」があり、サポート柱・母屋補強材・屋根材ホルダーを組み合わせて耐風圧と耐積雪性能を上げるとする。取り付けられるかは商品によって異なり、後付けも可能だが、商品と時期により取り付けできない商品があり、新日軽ブランドには取り付けられる商品はないとする。施工・取り付けは同社製品の取扱店(工務店・建築会社・リフォーム店・エクステリア施工店など)に相談する。

    適用範囲:LIXIL(TOEX・トステムブランドを含む)のカーポート。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:後付けできるかは機種による。他社のカーポートの補強方法はこのページからは分からない。

  11. パナソニック(住まいの設備と建材)「パナソニック「維持管理(点検&メンテナンス)について」(雨とい)」

    「雨といに土砂や落ち葉等が溜まったり、雨といが曲がったり、外れたり、割れたりしたままにしておくと、 雨水が野地板・鼻隠し・外壁・土台などを腐食させたり、庭木を痛めたりする原因ともなりますので、清掃・補修・交換が必要です。」。安全について「お施主様ご自身で高所作業を伴う点検やお手入れは絶対に行わないでください。」とし、清掃・補修・交換など高所作業を伴うものは住宅会社・工務店・専門工事業者に相談・依頼するよう求める。日常点検は「建物の外部から 目視にて確認できる範囲 で1年に1回程度」、「特に、梅雨・台風前後や雪どけ後には目視点検をおすすめします。」とし、点検項目に「軒といにゴミ、土砂、落ち葉等が詰まっていませんか?」を挙げる。専門工事店による定期点検は5年に1回程度を目安とする。メンテナンス費用は施主の負担と書く。

    適用範囲:パナソニックの雨とい製品の維持管理の案内。2026-10-27 に取得して本文を照合。/確認日 2026-10-27

    注意:1メーカーの自社製品向けの案内。他社の雨といや建物の構造に、点検間隔などをそのまま当てはめない。清掃の頻度や費用の目安は書かれていない。

  12. 消費者庁「脚立・はしごからの転落に注意! ~庭木の剪定、屋根修理で、死亡事故の危険も~(News Release)」

    平成26年12月22日の公表資料。「消費者庁には、脚立・はしごからの転落事故の情報が437件寄せられています」「転落して頭部を強打し死亡に至った事故情報も8件ありました」「年齢が明らかな事故情報をみると、50歳以上が7割強を占めています」とする。事故の発生時状況について「事故の発生時の状況を見ると、「庭木の剪定」が最も多く、次いで「屋根の修繕」などで、5割以上が屋外での作業中に発生しています(図3)。」とする(図3は n=160、状況不明の277件を除く)。転落原因について「事故原因が判明している情報のうち、製品が破損したために転落したものはわずかで、使用上の注意が守られず使い方が正しくなかったものや、昇降時や作業中にバランスを崩したなどの使用者の動作に問題があったと考えられるものが多いのが特徴です」とし、「なお、「製品破損」の13件のうち11件はリコール対象品でした。」と注記する(図4は n=239、原因不明の198件を除く)。消費者へのアドバイスとして「脚立の天板(最上段)に乗らない」「脚立・はしごは平らで安定したところに設置する」「はしごの使用時は補助者に支えてもらう」を挙げる。別途実施した消費者アンケート(戸建住宅に在住で脚立・はしごの使用経験のある約1,000人、16歳〜88歳)では「脚立・はしごを使用中に転落等の経験がある人の割合は、約6割」「4割以上の人が、はしごの立て掛け角度は75度(一番安定する角度)、脚立の天板をまたいではいけない、はしごの上から3段目より上の段には乗らない等という取扱説明書で禁止されている事項を知らなかったと答えています」とする。

    適用範囲:全国。件数の出どころは「医療機関ネットワーク事業」と「事故情報データバンク」に寄せられた事故情報を本件のために特別に精査したもので、平成26年10月末時点。2026-10-07に当サイトでPDFを取得し、本文を抽出して照合した。/確認日 2026-10-07

    注意:①平成26年(2014年)の資料で、以後の件数は更新されていない。最新の数字ではない。②437件は通報・収集された事故情報の件数で、日本全体の発生件数ではない。③年代別は n=315(年代不明122件を除く)、事故の状況は n=160(状況不明277件を除く)、転落原因は n=239(原因不明198件を除く)で、母数がそれぞれ違う。割合を足し合わせたり、437件に掛けたりしてはいけない。④図の中の個別の件数は画像に入っており、本文には「最も多く」「次いで」という順序しか書かれていない。件数を書いてはいけない。